妊娠中の入院、とくに「切迫早産」と言われて突然の入院になった方は、不安や戸惑いが大きいと思います。私自身、妊娠9ヶ月で切迫早産と診断され、急遽入院生活を送ることになりました。今回は、入院中の1日の流れや過ごし方を紹介します。これから入院される方の不安を少しでも和らげられたらうれしいです。
朝の時間:ゆっくり体を目覚めさせる
7:30〜8:30 体調確認
夜勤の看護師さんが来て、夜ぐっすり眠れたか、体調に変化がなかったかを丁寧に確認してくれます。自分では気づかない小さな変化にも気づいてくれるので安心です。
8:30〜9:00 朝ごはん
体調に合わせて栄養バランスを考えた食事が届きます。私の場合、便秘気味だったのでヨーグルトが出てくる日はありがたかったです。パンかご飯か選べるのも嬉しいポイントで、飽きずに食事を楽しめました。
9:30〜10:00 検温・モニターなど
血圧・体温の測定、薬や食事量の確認、赤ちゃんの状態をみるモニターもあります。私は貧血と便秘の薬を飲んでいたので、飲み忘れがないか毎日確認してもらっていました。張りの具合や赤ちゃんの元気さもチェックしてくれます。臍の緒が絡んで元気がない日もありましたが、無事に乗り越えることができてほっとしています。
10:30〜11:00 モニター結果の確認とシャワー相談
30分ほどモニターを装着したあと、体調に問題がなければシャワーに入るかを相談します。
11:30〜12:00 昼ごはん
麺類の日などもあり、小さな楽しみの一つでした。
昼の時間:穏やかな時間と面会のひととき
12:30〜13:30 薬の確認や体調の聞き取り
看護師さんが食事の摂取量や薬のことを確認してくれます。何気ない会話にも癒やされる時間でした。
14:00〜18:00 面会時間
コロナの影響で人数制限がありましたが、家族と顔を合わせて話せる時間は何よりの心の支えでした。差し入れもありがたかったです。
午後の時間にシャワーに入ることが多かったです。点滴をつけたままなので少し大変でしたが、1日おきに入れるだけでも気分転換になりました。お腹が大きくなってきてシャワーも一苦労でしたが、入れる日は本当にスッキリします。入れない日はドライシャンプーや汗拭きシートで対応していました。
私が使っていたものは、破れにくくて丈夫で、1枚で首元や背中、お腹まわりまでしっかり拭けるのが嬉しかったです。
スーッとした清涼感があって、気分転換にもなるし、ベタつきやすい季節には特におすすめです。さらに、ほんのり香る優しい香りがして、リラックスにもなります。

夜の時間:1日を振り返りながら
17:00〜17:30 検温や体調確認
17:30〜18:00 夜ごはん
18:30〜19:00 薬の確認や食事量のチェック
このあとは基本的に自由時間。私は日記を書いたり、スマホで家族と連絡をとったりしてゆっくり過ごしていました。
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その他のサポート
掃除は日曜日以外、外部の方が来てくれていました。清潔な部屋で過ごせるのはとてもありがたく、気持ちよく過ごすことができました。
点滴の交換やチェックは定期的に行われます。私は血管が出にくく、何度も刺し直してもらうことがあり、申し訳なさを感じつつも毎回丁寧に対応していただき感謝しています。
かゆみが出たときは、保冷剤で冷やしてしのいでいました。
また、週に1回(月曜日)には薬剤師さんが来て、薬に関する不安を相談できる時間もありました。
最後に:当たり前のありがたさを感じた日々
入院中は不安や孤独もありましたが、医師・看護師・薬剤師・掃除スタッフなど、多くの人に支えられていることを実感しました。
「シャワーに入れること」や「家族と話せること」が、これほどありがたく感じるとは思いませんでした。
これから入院される方も、どうか無理をせず、自分の心と体を大事にしてください。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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• 切迫早産で入院を控えている方
• 入院生活のイメージを掴みたい妊婦さん
• 入院中の心の支えを探している方