裁縫を始めたいけれど、「どんな布を選べばいいの?」「練習には何を作ればいい?」と悩んでいませんか?
実は、布選びを間違えると「縫いにくい」「形がうまく作れない」と感じて挫折してしまうことも。
この記事では、初心者におすすめの布3選と、その布で作れるハンドメイド作品、さらに布の扱い方の基本についてわかりやすくご紹介します。
初心者におすすめの布3選と作品例
1. シーチング|定番で使いやすい綿素材
特徴: 薄すぎず厚すぎない、柔らかな綿素材。100円ショップや手芸店でもよく見かけ、柄の種類も豊富。
おすすめの作品:
• 巾着袋
• ランチョンマット
• ティッシュケース
• お弁当袋
ポイント:
• 初めてのミシン練習にぴったり
• 水通しをしてから使うと型崩れしにくい
• 布端の処理を忘れずに(ジグザグミシンなど)
2. オックスフォード(オックス)|しっかりした中厚生地
特徴: シーチングより厚めでハリがあり、形がきれいに出る布。バッグやポーチなどに人気。
おすすめの作品:
• トートバッグ
• ファスナーポーチ
• エコバッグ
• カトラリーケース
ポイント:
• 縫いやすく、初心者でも形が作りやすい
• 厚手なのでミシン針は厚地用(#14)がおすすめ
• アイロンをしっかりかけて形を整えるのがコツ
3. ダブルガーゼ|柔らかくて優しい風合い
特徴: 肌触りがよく、赤ちゃん用品に人気。ただし生地がズレやすいので注意が必要。
おすすめの作品:
• ベビースタイ
• ガーゼマスク
• ガーゼハンカチ
• ブランケット
ポイント:
• 縫う前にしっかり水通しを(縮みやすい)
• クリップやしつけでしっかり固定すると縫いやすい
• 糸は細め(60番)、針は薄地用(#9〜11)
初心者が避けたい布の例
最初は避けたほうが無難な布もあります。
• ニット生地(Tシャツ素材など)
→ 伸び縮みがあり、縫い目がずれやすいため上級者向け。
• サテンやシフォンなどの滑りやすい生地
→ ズレたりフリルがうまくいかなかったり、難易度が高いです。
布の扱い方の基本|きれいに仕上げるための3ステップ
1. 水通し(地直し)をする
綿素材は洗濯で縮むため、使用前に水に浸けて自然乾燥→アイロンがけをしてから裁断します。
2. 布目を整える
布は縦・横に織られています。縦の方向(布端と平行)を「地の目」といい、この方向に沿って型紙を置くと、形が崩れにくくなります。
3. アイロンで仕上がりを整える
アイロンをこまめに使うと、縫いやすくなり、仕上がりもきれいになります。折り目や縫い代はしっかりアイロンを当てましょう。
まとめ|布選びでハンドメイドはもっと楽しくなる!
初心者のうちは、シンプルで扱いやすい布からスタートするのが成功のカギです。
シーチングやオックスで小物づくりを楽しみながら、徐々にダブルガーゼやニットなどにも挑戦していきましょう。
布の特性を理解することで、「縫いやすい」「失敗しにくい」「楽しい」と感じられるようになります。
あなたのハンドメイドライフの第一歩が、楽しいものになりますように!