わかってほしかっただけ|父との些細な喧嘩

先日、父と口論になった。きっかけは、育児グッズの話。

本当に些細なことだった。でも、すごくモヤモヤが残った。

父が育児グッズについて話しているとき、私はその話を途中で遮ってしまった。

たしかに、人の話を遮るのはよくないこと。でも私は、自分なりに時間をかけて調べて納得して買ったものだったし、何より自分たちのお金で買ったものだった。

それなのに、否定されるような口調に少しカチンときてしまったのだ。

「自分たちのお金で買ったんだからいいんじゃない」と父が以前言っていたのを思い出して、そのまま会話を切り上げてしまった。

でもその態度が、父を怒らせた。

説明しても聞く耳を持たず、「じゃあこれからは何も助けないからな」とまで言われた。

ありがたい気持ちがなかったわけじゃない。援助も、本当に感謝していた。

でも、“助けてやってる”という上からの姿勢で言われると、正直なところ、気持ちは遠のいてしまう。

その日は私が悪かったかな、と思い謝った。

ちゃんと話を聞いて、父の気持ちも知りたかった。

でも私の気持ちを話しても、全然聞いてもらえなくて、ただただ悔しかった。

わかってほしい、それだけだったのに。

昔から父は喧嘩になると頑固で、人の話を聞かない。

大人になった今も、変わらないんだなと思ったとき、悲しくなった。

こんな関係なら、最低限の関わりにとどめた方がいいのかな……とも思ったりする。

皆さんは、親との関係に悩んだことはありますか?

翌日、父から電話があった。

「援助してるのに無駄なものに使われたら嫌だったんだ」と話してくれた。

「もっと良い育児グッズがあるのに、そっちを選んでほしかった」と。

父も父なりに、私たち家族のためを思ってくれていたことに気づいて、私も反省した。

話を途中で遮られたら、確かにイラッとするよね。

今回は、お互いに少しずつ本音を言えたから、なんとかスッキリした。

それでも、まだ「どう関わっていくべきか」は悩んでいる。

でも、感謝の気持ちは忘れたくない。

子どもの幸せ、そして自分たち家族の幸せのために、必要な距離感と向き合いながら、これからも考えていきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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