入院生活22日目|退院延期と新たな変化

本来なら、今日は退院予定の日でした。でも、赤ちゃんの元気が少しなくなってしまったことがわかり、先生と相談して退院を延期することにしました。原因は臍の緒(へその緒)が赤ちゃんに絡まっていたこと。幸い、大きなトラブルにはならず、エコーで確認したところ、赤ちゃんは今は元気に動いてくれていました。

「今すぐに退院して大丈夫」と言い切れない状況になって、正直少し不安にもなりましたが、こうして慎重に対応してくれる病院の方針には感謝しかありません。大切な命を守るための判断だったんだと思うと、安心して任せられるなと改めて感じました。

そして、今日からは先生の指示で点滴が外れることに。入院当初からずっと続いていた点滴が抜けると聞いて、ちょっとホッとしました。その後に採血もありましたが、これも順調。少しずつ、退院へ向けての準備が進んでいるのを感じています。

退院後の生活についても説明がありました。助産師さんからは「できるだけ歩くように」と言われました。これまでベッドの上で安静に過ごす生活が続いていたので、急に“歩きなさい”と言われると、ちょっと戸惑いがあります。とはいえ、もう赤ちゃんがいつ生まれてもおかしくない時期に入ったんだなぁと実感して、なんだか誇らしい気持ちにもなりました。

ここまで本当に頑張った、私。そして何より、頑張ってお腹の中で育ってくれた赤ちゃん。今はそのことを一番に喜びたいです。

一方で、やっぱり不安もあります。ずっと安静だったから、体力がガクンと落ちている気がしていて、ちゃんと日常生活に戻れるかな、産後の体力回復は大丈夫かな、と頭の中でぐるぐる考えてしまいます。

退院に向けては、いくつかの書類も提出しました。特に「直接支払い制度」の書類は、病院に出す必要があるとのことで、確認して無事に提出完了。出産が近づくにつれて、こうした事務的な準備も少しずつ片付いてきています。

夜になると、少し身体の変化も感じました。膣のあたりがズキズキ痛んだり、腰にじわっとした鈍痛がきたり。胸がドキドキして締めつけられるような感覚もあって、「ああ、これが出産前のサインなのかな…」と思う一方、やっぱりちょっと怖くなってしまいました。

今はまだ我慢できる程度だけど、これから本格的な陣痛が来たら、どれほど痛いんだろう? と考えると、正直不安。でも、不思議と「乗り越えなきゃ」という気持ちも湧いてきます。

あともう少し。長かった入院生活にも、ようやく終わりが見えてきました。残りの日々を、赤ちゃんと一緒に穏やかに、無理せず過ごしていけたらいいなと思っています。

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