出産から1ヶ月までの記録|音や光に敏感で眠れなかった日々と、その工夫
出産から1ヶ月。
待ちに待った我が子との生活は、喜びと感動にあふれていました。
けれど同時に、思っていた以上に体も心も揺さぶられる日々でもありました。
お露が1ヶ月以上続く
出産直後から続いていた「お露」(おろ)は、1ヶ月を過ぎてもまだ終わらず。体は少しずつ回復しているはずなのに、下腹部の違和感や出血があるだけで「まだ体が休みたい」と訴えているような気がして、思うように動けませんでした。
家事や用事をしていると「やっぱり無理しすぎたかな」と感じることもしばしば。出産って、産む瞬間だけじゃなく、その後の回復も長い時間がかかるんだと実感しました。
搾乳とミルクでの授乳
授乳は、搾乳とミルクを併用していました。最初は1日3回(朝・昼・晩)搾乳していたのですが、搾乳をすると不思議と気分が悪くなることがありました。
「もう少し母乳をあげたい気持ちはあるけれど、このままでは体も気持ちも持たない」と思い、回数を減らす決断をしました。1日1回になり、やがて2日に1回になり…母乳は生後1ヶ月ほどで終了。
当時は少し寂しさもありましたが、「無理して続けるより、自分の体調を優先していい」と思えたのは大きな気づきでした。
一番つらかったのは「眠れないこと」
体の回復よりもつらかったのは、実は「眠れない」ことでした。
産後は音や光にものすごく敏感になり、ちょっとした物音や光漏れでも目が覚めてしまう状態。夜中に授乳やおむつ替えをしても、そのあと眠れず朝を迎えることが続きました。
「今寝なきゃ…」と思えば思うほど、頭が冴えてしまって逆効果。赤ちゃんは可愛いのに、心に余裕がなくなっていく自分がいました。
環境を整えるためにした工夫
そこで、まずは環境から整えることにしました。
部屋を別にする 旦那さんや赤ちゃんと同じ部屋だと、物音や気配で眠れないため、思い切って寝室を分けました。ほんの少し静かになっただけで、心が落ち着くのを感じました。 無理して寝なくても良いと考える 「横になっているだけでも体は休まる」と自分に言い聞かせるようにしました。時計を見るのをやめたのも効果的でした。 眠たくなる行動を取り入れる スマホを見ない、照明を落としてストレッチをする、温かい飲み物を飲むなど、自分なりの“眠りに入りやすい儀式”をつくりました。
支えてくれた家族
旦那さんが「寝ていいよ」と赤ちゃんを見てくれたり、実家に預けて数時間だけでも一人で休ませてもらったり…。周りに甘えることは最初は罪悪感もありましたが、それがなければ心も体も持たなかったと思います。
今振り返ると、「母親だから全部自分でやらなきゃ」という思い込みを手放せたことが、私にとっての救いでした。
まとめ
出産から1ヶ月は、喜びと同じくらい戸惑いや疲れも多い時期。特に眠れないと、体力も気力もどんどん削られてしまいます。
でも、環境を整える・考え方を少し変える・周りに頼る――この3つを意識するだけで、少しずつ心も体も軽くなりました。
もし同じように眠れず悩んでいる方がいたら、「無理に寝なくてもいい」「頼ってもいい」という言葉を、そっとお伝えしたいです。